「ファスティング中って、何を飲んでいいの?」「水だけじゃつらそう…」
こう感じている人はとても多いです。実は、ファスティング中に“何を飲むか”で、成功するかどうかが大きく変わります。
カロリーや糖分が多い飲み物を選んでしまうと、せっかくの脂肪燃焼モードがストップしてしまうことも…。逆に、正しい飲み物を選べば、空腹感を和らげながらデトックスやダイエットをしっかりサポートできます。
この記事では、ファスティング中に飲んでいいもの・ダメなものを一覧でわかりやすく整理し、コンビニや自宅での具体的な選び方まで解説します。
基本ルール|ファスティング中の飲み物は「血糖値」と「カロリー」がポイント
ファスティング中に大切なのは、
- 血糖値を急上昇させないこと
- カロリーをほとんど摂らないこと(または最低限に抑える)
この2つが守られていれば、脂肪燃焼モード(ケトン体モード)を邪魔せずにファスティングを続けることができます。
逆に、砂糖やミルクたっぷりの飲み物は、血糖値を一気に上げてしまい、「ファスティングをしているつもりでも、実はただのカロリー制限」という残念な状態になりがちです。
【一覧表】ファスティング中に飲んでいいもの・ダメなもの
| 区分 | 飲み物 | OK / NG | ポイント |
|---|---|---|---|
| 水分の基本 | 水・ミネラルウォーター | ◎ OK | ファスティング中のメイン。常温〜ぬるめがおすすめ。 |
| 温める系 | 白湯 | ◎ OK | 胃腸を温めて巡りをサポート。空腹感もやわらぎやすい。 |
| お茶 | ノンカフェインハーブティー | ◎ OK | カフェインレス・無糖なら安心。リラックス効果も。 |
| お茶 | 緑茶・ウーロン茶・ほうじ茶 | ◯ 少量ならOK | カフェインがあるので、飲みすぎ注意。 |
| コーヒー | ブラックコーヒー | ◯ OK(1〜2杯程度) | 砂糖・ミルクはNG。飲み過ぎると胃が荒れることも。 |
| ジュース類 | 100%フルーツジュース | △ 条件付き | 糖分が多いので、本格断食中はNG。ジュースクレンズならOK。 |
| 砂糖入り | 清涼飲料水・カフェラテ・ミルクティー | × NG | 砂糖と脂質が多く、血糖値を急上昇させる。 |
| アルコール | ビール・ワイン・チューハイなど | × 完全NG | 肝臓に負担。デトックスどころか逆効果。 |
基本は「水・白湯・無糖のお茶」をメインにすると覚えておけばOKです。
飲んでいいもの①:水・白湯
ファスティング中の絶対的な味方が、「水」と「白湯」です。
● 水・白湯がファスティング向きな理由
- カロリーゼロ
- 血糖値を上げない
- 老廃物の排出を助けてくれる
- 空腹感をやわらげてくれる
特に白湯は、
- 体を内側から温める
- 冷えによるだるさや便秘をケアしやすい
といったメリットもあり、女性のファスティングと相性抜群の飲み物です。
目安:1日1〜1.5Lを、こまめに少しずつ飲むようにしましょう。
飲んでいいもの②:無糖のお茶・ハーブティー
味付きの飲み物が欲しいときは、
- 麦茶
- ルイボスティー
- カモミールティー
- ペパーミントティー
などのノンカフェイン&無糖のお茶やハーブティーがおすすめです。
● ハーブティーの選び方
- 原材料がシンプルなもの(香料・甘味料が少ないもの)
- 「ノンカフェイン」「カフェインレス」と表示があるもの
特に、
- カモミール:リラックス・安眠サポート
- ペパーミント:スッキリしたいときに
など、気分に合わせて選ぶのも楽しいです。
飲んでOKだけど注意が必要なもの:コーヒー・緑茶など
コーヒーや緑茶は、「ブラック・無糖」であれば少量ならOKです。
● コーヒーを飲むときの注意点
- 必ず「ブラック」で飲む(砂糖・ミルクNG)
- 1日1〜2杯までを目安に
- 胃が弱い人は控えめに
コーヒーには一時的に空腹感を紛らわせてくれる効果もありますが、飲みすぎると、
- 胃が荒れる
- 動悸・不安感が出る
など、デメリットもあるため、“ほどほど”が大事です。
同じように、緑茶・ウーロン茶・ほうじ茶なども、カフェインが含まれているため、飲み過ぎはNG・1日2〜3杯程度にしておきましょう。
ファスティング中NGな飲み物①:砂糖入り飲料・カフェラテ系
ファスティング中に避けたい飲み物の代表は、
- ジュース(オレンジジュース・りんごジュースなど)
- スポーツドリンク
- 砂糖入りコーヒー
- カフェラテ・キャラメルマキアート
- ミルクティー
これらは糖分がとても多く、血糖値を一気に上げてしまうため、
- 脂肪燃焼の流れがストップ
- 空腹感の乱高下
- 眠気・だるさ
などの原因になります。
「カロリーオフ」「微糖」などの表示があっても、完全なファスティング中は基本NGと考えておきましょう。
ファスティング中NGな飲み物②:アルコール全般
アルコールは、ファスティング中は完全NGです。
● アルコールがダメな理由
- 肝臓を酷使してしまい、デトックスどころではなくなる
- 脱水状態になりやすい
- 判断力が鈍って暴食のきっかけになる
特に、
- ビール
- チューハイ
- ハイボール
- ワイン
などは糖質+アルコールのダブルパンチ。ファスティングの効果を大きく阻害してしまいます。
ジュースクレンズ・酵素ドリンクを使う場合の考え方
「ジュースクレンズファスティング」や「酵素ドリンクファスティング」など、液体のカロリーをあえてとりながら行うファスティングもあります。
この場合は、
- 完全な“ゼロカロリー断食”ではない
- その代わり、体への負担が少ない
- 初心者でも取り組みやすい
といった特徴があります。
「水とお茶だけは不安…」という場合は、少しずつ酵素ドリンクを取り入れるスタイルも選択肢のひとつです。
コンビニで買うときの「飲み物の選び方」
忙しい日や外出中でも、コンビニで選びやすい飲み物を整理しておきます。
● コンビニで買ってOKなもの
- 水・炭酸水(無糖)
- 麦茶・ほうじ茶(無糖)
- ルイボスティー
- ブラックコーヒー(飲みすぎ注意)
● コンビニで避けたいもの
- 甘いカフェラテ・カプチーノ
- 甘い紅茶飲料
- スポーツドリンク
- エナジードリンク
- フルーツジュース
ラベルを見るときは、
- 「無糖」「ストレート」「香料・甘味料不使用」などの表示
- 炭水化物(糖質)の量が少ないもの
を選ぶのがポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 0キロカロリー飲料なら飲んでもいい?
人工甘味料が含まれているものは、味は甘くても“糖質ゼロ”なことが多いですが、
- 甘みによって食欲が刺激される
- 腸内環境への影響が心配
といった懸念もあるため、ファスティング中はできるだけ控えるのがおすすめです。
Q2. 豆乳や牛乳はどうですか?
タンパク質はとれますが、カロリー・脂質・糖質がそこそこあるため、本格的なファスティング中はNG。準備食・回復食のタイミングで活用しましょう。
Q3. 喉がさみしくて、味のあるものが欲しくなったら?
そんなときは、
- ハーブティー
- レモンを少し入れた炭酸水(無糖)
など、カロリーほぼゼロの“香りで楽しむ飲み物”を選ぶのがおすすめです。
まとめ|「何を飲むか」もファスティング成功の大事なポイント
ファスティング中は、
- 水・白湯・無糖のお茶を基本にする
- カフェイン・糖分はほどほどに
- 甘い飲み物・アルコールは完全NG
というルールを意識するだけで、
脂肪燃焼・デトックス・むくみ改善などの効果をしっかりサポートできます。
「食べない」だけでなく、
「何を飲むか」も大切にしながら、あなたに合ったファスティングを続けていきましょう。



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